親愛なるローズへ <2>

にゃん太


アンニイさんと私のお付き合いは・・
スタートラインだったと思います。


それから・・
交流が深まっていきました。


しかし・・それは、常にいい意味でドライで
協力し手を取り合える時に、同じ方向を見て進む。。

不遇な犬猫たちを救うという目的のために。。


だから・・
アンニイさんのお願いであっても
今回のことを、断ることができない関係ではありません。




実は4月10日に・・
「ローズが緊急入院しました!」

そんなメッセージが突然入ったのですが・・。

でも・・そのことをアンニイさんは憶えていないそうです。
きっとそれほどテンパッていたからだと思うけれど、
今までは、そういうことは、あとでSNS上で知ることであり
直接言って来ることはなかったような距離感だったから
なぜ?私に言ってきたのか?
その時も とてもびっくりしたと共に
今思うと・・その時からすでにアンニイさんは何か不思議な糸に
引っ張られるように動いていたのかもしれません。





さて・・・

電話を切った後に・・
間髪入れずに旦那ちゃまに話しました・・


すると・・
とてもあっさりと・・

「何も難しく考えなくていいじゃん!
猫が一匹増えるということ・・
それは楽しみも増えるということ
ただそれだけのこと!
シンプルに考えればいい」

「でも、にゃんタマとだけで暮らすことも 正解
ローズを迎えることも 正解
どちらかが間違ってるというものではなく
どちらも 有り なのだから
どっちでもオレはいいよ!」

そう言う旦那ちゃま。。


そして話すにつれて・・
自分の心もクリアに見えるようになっていき・・
結局のところ、
最後に引っかかってる部分は
自分がタマに病的に依存しているから決められないだけなんじゃないか。。





那須に住んでた時に、
留守中に野良の襲撃を受けた際、にゃん太はタマを守り闘って牙を失いました。
だから!たとえ噛み付いたとしてもケガを負わせることはできません。





ローズは、ずっと猫からも人からもいじめられっ子で日陰を歩いて来た子のせいか?
自分からちょっかいをかけるようなことはしない子なのだそうです。。

しかし!それは相手がにゃん太タマの場合にどうなるか?は 誰にもわからないこと。。


だから・・
「お互い爪さえ切っておけば
大きな怪我をすることはないさ!」
そう旦那ちゃまが言いました。


最初から仲良しにならなければけないんだ!と
それが、正解だと押し付けるのではなくて
うまく折り合いを付けながら、
暮らしていけばいいじゃない!
それは人間同士だって同じ!

もしケンカばかりだったとしても
3ヶ月後、半年後、1年後、3年後・・
いつミラクルが起きるかわからないじゃん!
その変化を楽しみながら、ケガさえしない程度であればいいんだよ!





猫は人間なんかより よっぽど賢いっ!


にゃん太とタマが親子であることは
ローズが入ったって何も変わらない。

13年間離れたことのない親子の絆の間にローズが入ることを
ローズに求めること事態 酷な話。。




もしかしたら・・
「かえってタマがますます甘えん坊になるかもね・・」と旦那ちゃま。。


それはますます嬉しいことじゃん!!

全てをプラスに考えて、
起きたこと全てを、受け入れて

そして・・
タマをもっと愛してあげればいい。。
にゃん太をもっと愛してあげればいい。。




そして、、もちろん!
我が家の新しい家族ローズを
絶対に幸せにする!
ローズが来てくれてよかったよね!
絶対にそうなるような未来だけを見つめる。


そういうイメージをもって暮らしてれば
それがたとえ仲良しべったりじゃなくても
幸せの形として見えるものなんだと思います。


幸せはその人が幸せと感じていれば
幸せなのだから・・
誰かが勝手な物差しで決めることではない。。



ローズにとって、幸せと感じられる形を・・
にゃんタマにとって幸せと感じられる形を・・
我ら家族にとっての幸せを!



ローズが来ることを想像し始めると・・
もう、すでに!楽しみでワクワクした気持ちでいっぱいです!

きっときっと・・
こっちの気持ちがローズには伝わるはずから
きっと、ローズも幸せだと感じてもらえると思うのです。





そぉ~して・・、我が家の気持ちは、決まりました。

が・・ちょうど偶然にも!次の日は
実家のチャチャとのびを病院に連れて行きたいという両親からの依頼で、
どうせなら一緒にタマも連れて行って健康診断を受けさせる事になっていました。

もしも、ここで・・
万が一にも大きな病気が発覚したら・・
目の前に迫った「にゃっ展」の切羽詰まる忙しさと重責と
タマの治療の状況下でローズを受け入れるのは
ローズにも、アンニイさんにも申し訳ないので
その時には縁がなかったと諦めよう。。


そう旦那ちゃまと決めて、次の日を迎えました。。






Posted byにゃん太

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