猫十字《2019.7月の支援報告》Sさんへの追悼をこめて

にゃん太

まず最初に...

これを書き始めたのは28日の午後です。

書き終わるまでに日付が変わってしまい、UPするまでに1日が経過しているため

文中の「日」の表現についてズレが生じていることお許しください。







28日 今朝はとてもショックな訃報に 言葉がありません。



これまで何度か支援をさせてもらっているゴエママさんのお友達が突然・・

26日の夜、自転車に乗っていたところ

マイクロバスにはねられ、くも膜下出血で搬送され翌27日に亡くなってしまいました。




お二人は互いに猫たちのために保護活動をしてきて

共に助け合い、励まし合ってきました。


ゴエママさんが立ち上げたシェルターでも

お手伝いをされていました。




そして・・

実は先日開催したにゃっ展にも急遽ゴエママさんが

「明日ボラさんと2人でお手伝いに行きます!」っと・・

なんとか時間を作って一緒に来てくれたのが

このSさんでした。



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えっ・・あのSさんが??

ほんとなのっっ?・・・

言葉を失いました。





あまりに突然の死にゴエママさんは

その現実を受け入れる事さえ出来ないほどに憔悴している中で

今、Sさん家に残された猫たちを救うべく奔走しています。






Sさんが脳死状態で病院に運ばれた時

健康保険証の裏に・・



「家に猫がいます。

 もし私に何かあったら●●さんに頼んで、猫のことをお願いします。」



っと・・ゴエママさんの名前と電話番号が書いてあったため

警察は事故直後に最初にゴエママさんへ連絡をしてきたそうです。





そしてSさんは一人暮らしで

唯一の親族である姉兄とも疎遠であったことから

警察などのやり取りもゴエママさんがすることになりました。





警察が調べてやっと親族とも連絡が取れた後に

Sさんの猫達30匹が残されていることを知った高齢の姉兄達は・・


「処分料は負担するので猫を処分したい」と言い


「Sさんの家も早めに処分したい」とゴエママさんへ言ってきました。







もちろんっ!!

猫たちを処分するなんて・・ゴエママさんには到底受け入れがたいこと



しかし、Sさんが居ない今、

親族に処分されないようにすることは、そう簡単なことではありません。




まだSさんが亡くなって間もない状況でもあり

事故についてもこれから事後処理がされ

今現在、ゴエママさんと親族の間には警察が介入している状態でもあります。



なんとかっ!!

親族を説得するために、今ゴエママさんは力を振り絞ってがんばっています。







ゴエママさんは・・

Sさんの一報を警察から受けて家に入りました。


その時に30匹の猫達の様子を確認し

ゴエママさんの妹さん、そして自身のシェルターのボラさんと交代で今もお世話をしています。

しかし、自分のシェルターの子達を抱え、Wワークの仕事をしながら・・

お世話に行くのはとても厳しい現実。

土日ぐらいは休ませてあげたいと思っていた若手のボラさんにも

無理を言ってお願いしている現状。



本当に彼女はいっぱいいっぱい・・



でも!絶対に処分させるわけにはいかない!

なんとかしなければならない!

早く里親を見つけなければならない!


親族は家も早く処分したい考えから

猫達を一時的においておくための家賃も払う気はありません。。



自身のシェルターでも資金が足りてない状態であるからこそ

Wワークで身を粉にして働いているゴエママさん・・



自分が切羽詰まった状態であっても

Sさんの愛する子たちを守るために

Sさんの最後の願いをしっかり叶えるために



『なんとかしたい。。』



痛いほどにその気持ちは分かります。


宮城から手伝いに行けないもどかしさを感じながら

私もなんとか出来る事で力を尽くしたい。。




にゃっ展を手伝いに来てくれたSさん。。

お会いしたのは、たった一度だったけど・・




愛する子たちを残して突然!こんな形で死ななければならなかったこと・・

Sさんが、どれだけ 悔しかっただろうかと・・・・

それを思うと とてもとても無念で辛くてたまらない。。





Sさんは、きっとこのままでは 安心して眠ることさえもできません。




にゃっ展を手伝ってくれたスタッフSさんへ

今、我々ができることは

残された猫達の幸せを繋いであげること・・

唯一それしかないと思っています。




そのため、ゴエママさんと話し合いました。



ゴエママさんは現在、Sさんのことをこれ以上書こうとすると・・

どうにもならないほど辛く悲しく苦しい感情が一気に湧き上がり・・言葉にすることができずにいます。

状況を説明したくても、精神的にも物理的にも出来ないでいます。


すでに猫たちを心配してゴエママさんにたくさんの連絡が入ってて、

その対応にも追われてる状況です。

壊れてしまいそうになりながら

目の前のことを ただただ・・必死にこなしている状態です。




そのため、ゴエママさんから現在の事情を伝えることを託されたので

ここに代わってお伝えします。





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  • 親族ではない理由から、ゴエママさんがSさんの私物などに触れることが出来ない
  • 警察が介入しているため、まだ自由に猫たちを外に出せない
  • 唯一、猫たちの世話をすることだけが許されている
  • 7月31日が告別式
  • 告別式が終わって警察の許可が出てからでなければ、猫たちの譲渡で動くことができない
  • 8月はSさんの部屋を兄姉は手放すことはできないため、最低でもあと1ヶ月は猫たちを置いておける
  •  






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  • 猫たちの血液検査証明書等がどこにあるか分からず、探すことが許されない状況である。これから里親募集・預かりを探すにはこれが必要となる。そこで全頭の血液検査を行い、健康チェックをする。
  • 里親募集をするための猫の写真撮影は、所有者の許可が無いとできず所有者が死亡している状態では、家の中で撮影することが法律上許されない。そのため、血液検査をする時に病院で写真撮影をすることにした。
  • Sさんの家の家賃や光熱費・猫達のお世話や血液検査・医療費にかかる費用を捻出する。
  • 譲渡するまでの間、ゴエママさんを手助けできるボラさんを増やす。
  •  









    そこで・・

    我々、にゃん太通販として今できる次の2つの協力をまずは行うことにしました。



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    1. については、ゴエママさんたちが、時間をみて病院へ連れて行き血液検査をしてから行うことになりますが・・

    2. については、にゃん太通販 猫十字から40万円をお渡ししました。


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    「にゃっ展のチャリティ分」+「3〜6月までの通販分」が主です。


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    表中の詳細内容が見えない方は、猫十字1番の明細欄をご覧ください。


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    猫十字1番についてご存知ない方へ


    猫十字の1番に集まった寄付とは

    ・にゃん太通販のお客様がお振込の際に多めに振り込みいただく寄付

    ・お買い物の際のポイント寄付

    ・チャリティのために提供いただいたお品物の売り上げ金額

    ・皆様からのダイレクト寄付


    上記のほかにも、

    「にゃっ展」を開催した際の

    チャリティ売り上げや募金箱などによる寄付分も

    この猫十字1番へ一旦入れてから支援するようにしています。







    実は・・

    今年の「にゃっ展」のチャリティ分明細をまとめるまでに時間がかかってしまい、

    やっと、2ヶ月経った一昨日の26日に、寄付額の明細をまとめて

    3月からの通販分の寄付を明細に書き出す作業もして

    今月中にはお渡ししようと決めてました。



    そして・・

    それをお渡しする予定だった方へ連絡を入れたのが  翌27日の昨日。


    同日の朝に、Sさんの訃報を知ったことになるのですが・・






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    以前に何度かご支援をしているひなポプさんです。

    にゃんにゃんBOXの第3回目4回目5回目と 過去に支援したことがあります。



    ひなポプさんは保護猫を常時30匹ほど抱えながら

    TNRを積極的にして

    毎日見守ってる外猫達への餌やりを365日欠かさずに

    保護譲渡活動を個人でされてきました。



    これだけの分量をフルタイムのお仕事をしながら行うのは

    毎日、お世話だけで精一杯・・

    気づくと リビングで猫にまみれながら睡魔に襲われ気づくと朝だった・・という日も多いほど

    そんなギリギリの状態です。

    そのため譲渡手段のツールSNS発信をするところまでスムーズに出来ない状態になってしまうのは

    誰が見ても明らかです。



    でも・・

    目の前で出会った猫は 見て見ぬふり出来ない。。


    彼女はそういう人です。






    確か、2,3年くらい前だったか・・


    そんな彼女に。。



    「今の現状でSNS発信だけでは、なかなか譲渡までたどり着きにくいだろうから、地元で譲渡会できそうな場所を探してやってみたらどうかな?」



    と・・話したことがあります。


    私自身が、ちょうど地元の保護活動グループ「ももざくらさん」の譲渡会を手伝うようになった事もあって

    ひなポプさんの今の状況を打開するために・・


    「譲渡会もありじゃないのかな?

    色々貸してくれる店舗や場所が意外とあるみたいだよ!」


    と言ったのですが・・

    彼女はすぐに、近所でできそうな公園や店舗などを探したそうです。



    しかし、個人には貸してくれるところがなかった。




    そんな折、彼女は地元の170フレンズという小さな愛護団体のお手伝いをするようにもなっていました。



    この団体は現在ひなポプさんを含む5名のメンバーが中心となり保護活動をしています。


    特に、ひなポプさんはここのWEBサイトの管理やブログの更新の担当もしていて

    自分個人としての保護活動で目まぐるしい日々を過ごしながら

    この団体でも手伝いをしています。






    個人では譲渡会が出来なかったけれど・・

    この「170フレンズ」としてなら譲渡会ができる!


    ひなポプさんはそう思ったそうです。



    そうして・・その後・・

    ブレーメンパークの大規模譲渡会に参加したり

    今年1月には、自分たちで主催する初の譲渡会開催の一報が耳に入ってきた時には・・


    「ひなポプさん!よかったねぇ〜!!」と 遠くから喜んでいました。




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    やはり譲渡会を開く事で

    以前よりは譲渡の機会が確実に増えます。




    そんな彼女の頑張りを陰ながら見守っていました。



    そうして・・

    また支援をお渡しできたらなぁ〜っとも思っていました。




    猫十字の支援先を決める事は

    私にとって、正直とても負担が重い事です。



    『できる限り個人レベルでやってる方へ渡したい。』



    しかし、なかなか、個人では

    日々、お世話やTNRなどの実務をこなすことで精一杯で

    発信することが難しいです。


    でも、発信していなければ

    支援先として活動が見えないため

    みんなの支援金をお預かりしている立場としては

    みんなに納得していただくことができません。


    そうなると、自分の目で確かめに行くか、

    もしくは、信頼できる方からの確実な情報であること。


    これが判断材料にならざるをえません。






    ひなポプさんは以前より

    諸事情もあって発信がマメにできなくなっていましたが

    また、頑張って発信しようと思って書き始めていました。


    でも、最近の状況を、しっかりと知るため

    直接本人へ聞く前に、まずは・・

    ゴエママさんに連絡をして聞くことにしました。











    お二人は・・

    7年ほど前からの付き合いになるそうです。

    (お二人の関係については、それぞれから聞いた内容です)



    保護活動を18年前からやっていたゴエママさんが

    「自分と似たことをして頑張ってる人がいる!」っと・・

    ネット上でひなポプさんを知って、やりとりをするようになりました。



    ひなポプさん曰く。。

    独りぽっちで活動していた当時

    ゴエママさんには、何度となく支援をしていただき

    そのご恩は一生かけても返しきれないほどだと・・。。



    埼玉と茨城 と離れてはいても

    個人で地道に活動するお二人にとって

    互いの存在はとても勇気づけられ大きかったはずです。


    ひなポプさんは保護活動の大先輩であるゴエママさんを精神的にも頼りにしながら

    互いに支えあっている大切な友人だった。。


    昨年ゴエママさんが立ち上げた、シェルター「ねこのおうち」の報告ブログを書くことが

    時間がなくて思うようにできないのを見かねて

    ひなポプさんが実は代わりに書いてバックアップしているんだそうです。




    「ご恩を返したい。まだまだ全然足りないのよ!」っという ひなポプさん。。




    もちろん。ゴエママさんがそれを望んでることではないかもしれないけど


    二人はそうやって・・

    互いの活動を支え合いながら絆が深まってるんだろうなぁ・・と感じます。



    そういう仲間がいることで

    なんとか心折れずに頑張っていけるんだろうなぁ。。




    そういう関係のお二人。。







    ゴエママさんに・・

    現在のひなポプさんの状況を確認するべく1ヶ月前の6/24に電話をしました。。


    すると・・・



    「にゃん太さんがひなさんへ支援をしたいと言ってくれてとても嬉しいです!


    私がお願いするのはどうかと思うのだけどね・・

    ひなさんは、本当にとっても頑張ってます!


    保護譲渡、TNR、見守ってる外猫達への餌やり・・っと

    前と変わらず、いや・・それ以上に 今も頑張ってますよ!


    なかなか色んな事情で最近は発信ができてなかったけど、

    今、それも頑張って発信しようという気持ちになってるし


    ひなさんに、ぜひ!支援してあげてほしい。。 

    彼女がちゃんとやってる事は 私が保証します。」




    そう太鼓判をいただいたことで

    私も安心して、今年のにゃっ展のチャリティ支援金は

    ひなポプさんへお渡ししようと決め、

    彼女にすぐに連絡を入れました。





    すると・・ひなポプさんは・・


    「私は前のように個人だけでやってる以外に、

    団体のお手伝いをする立場になったので、

    私だけが支援金を受け取るのは難しいかもしれない。。

    すごくありがたく、正直そのお金はあったらとても助かる・・でも・・

    少し考えさせてほしい」




    っと・・いうお返事でした。




    団体のメンバーとして手伝ってる今、

    個人としておおっぴらに支援を受けることを躊躇してしまう気持ちは理解ができます。


    個人対個人で渡す場合はいいでしょう。


    しかし、にゃん太通販としてお渡しするとなると受け取りにくい状態であること・・



    もちろん!

    こういう状況でも

    個人として別に保護譲渡活動をしているのであるのだから受け取ってしまう方もいるでしょうし、

    それであっても構わないのではないかと思います。


    しかし、彼女は自分が自分が!っという性格ではないため

    やはり、団体のメンバーの一人である今は、

    個人として受け取ることに、どうしても簡単に返事ができないのです。



    であれば・・彼女にとって、どういう形であれば、受け取りやすくなるか・・

    私も再度考えました。





    この時、ちょうど、ひなポプさんは

    保護猫のモアイ君の「悪性度が高いリンパ腫」のための抗がん剤治療が始まった時でした



    そこで・・

    ひなポプさんに個人の活動として、支援金を受け取ってもらうために・・

    モアイ君の治療費に当ててもらうということであれば

    受け取りやすいのではない?っと・・も提案しました。



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    抗がん剤治療は・・

    週一で投与する予定のため、とても高額になっていきます。



    抗がん剤治療は体力との闘いでもあり

    さらに副作用による食欲不振など、その状態を見ながら投与される治療



    少し前に七味君が同じ抗がん剤治療の2日目で亡くなってしまった事もあって


    悩み苦しんだ結果の治療の選択でした。




    治療をしなければ・・亡くなってしまう

    であれば、一か八か。。この治療にかけてみるしかない。。


    そんな悩み苦しい気持ちのまま6月23日からスタートした抗がん剤治療は

    7月7日の治療の際には腫瘍が劇的に小さくなっていることが分かって

    モアイ君は副作用もありながらも頑張っていました!


    この時のことは彼女の7月11日のブログにも書かれています。





    しかし残念ながら・・7月18日のtwitterは・・

    モアイ君が旅立ってしまったことが書かれていました。



    ひなポプさんは、きっと、自分の判断に後悔をしながら

    その悲しみの中に今いるはずです。







    そうして、少し考えさせてほしいと言われた後、モアイ君のこともあって

    最終的なお返事をもらったのが昨日だったのです・・


    その返事は・・

    モアイ君が旅立ってしまったけれど・・

    仮にモアイ君が、まだこの先も抗がん剤治療を続けていたとしても・・

    やはり、支援はご辞退したいという結論でした。



    彼女らしいなぁ・・。。




    さらに、Sさんの事をちょうど前日、直接ゴエママさんから聞いてたひなポプさんは

    もしできれば・・自分がこんな事を言う立場ではないけど

    ゴエママさんへ協力してほしいとも言われました。



    その時すでに私は・・

    Sさんの事を知った時点で、お二人に半分ずつ支援するつもりでゴエママさんへ連絡を入れていたから

    逆にSさんのことについては、ひなポプさんとも協力できることがあればしようっ!

    我々にやれることをやろうっ!と話しました。













    大切な子が旅立つ時は・・


    誰もが、悲しみと共に、こうすればよかったのではないかという後悔も同時に味わう。


    きっとこの先の自分もそうでしょう。。



    保護活動をされている方はなおのこと、こういう気持ちを嫌が上にも、たくさん積み重ねながら

    今いる目の前の命と向き合って、心を消耗しながら頑張っています。



    昨日Sさんを失ったショックの真っ只中にいるゴエママさんも。。

    つい数日前の24日早朝にのぞみちゃんを見送りました。



    2年前に保護された三毛猫のぞみちゃん。

    今年1月に猫十字の支援金をのぞみちゃん親子の治療費としてお渡ししたので

    覚えている方もいるかもしれませんが・・

    (詳しくはこちら→)


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    Wキャリアだった母猫のぞみちゃんが白血病を発症し

    その子たち「たまえ&かなえ兄妹」は、

    なんと2匹とも胸線型リンパ腫と分かり抗がん剤治療をすることになり

    3匹にかかる高額な治療費のため猫十字から急遽支援しました。




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    その後、残念ながら かなえちゃんが亡くなり・・


    母のぞみちゃんまでもが・・

    娘かなえちゃんの後を追うように・・旅立ってしまった。


    残された たまお君は、母と姉を失い

    自分も現在、病と闘っている。



    そんな、残された たまお君を支えなければいけない。


    そして他にも、シェルターにはたくさんの仔達が待っています。




    のぞみちゃんを失った悲しみに打ちひしがれながらも

    ゴエママさんは、たまお君のため、シェルターの仔達のため・・頑張らねば・・っと

    気持ちを強く持とうとしていた矢先の

    Sさんの死だったのです。。




    そんなゴエママさんの精神状態を思うと・・

    かける言葉を見つけることができず、 とってもたまらないです。。


    とても・・とても・・つらい



    どうして、神様は・・とも言いたくもなります。



    しかし、ここでゴエママさんは立ち止まることは出来ず、

    Sさんが残した猫たちを救わなければならないのです。









    Sさんが事故に遭う3日前に

    たまお君に給餌をしてくれてたSさんの動画が

    ゴエママさんのtwitterにアップされてました


    2019-07-29.jpg







    この発信からSさんの事故を私も知り、

    そしてゴエママさんとお話しをしたのですが・・






    実は、事故後にゴエママさんがSさんのお家に入った時・・

    とても元気だった仔が亡くなっていたのだそうです。




    エアコンもついていた状態のままだから

    熱中症ではありません・・。




    突然死




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    もしかしたら・・

    Sさんが連れて行ったのかなぁ・・・・っと。ゴエママさん。



    Sさんと一緒に旅立ったこの仔は

    きっと「ボクも一緒に連れてって」と・・Sさんと共に旅立ったとしか思えてなりません。




    こんなことってあるの?・・と・・

    なんとも言えない気持ちで・・心がぎゅぅ~っと詰まりました。





    Sさんがどれだけ!猫たちに愛情を注いでいたか・・

    その証のように思えてなりません。





    この仔は今日(29日)の夕方にゴエママさんが見守る中・・

    一足早く天国へ出発しました。



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    このSさんのとても美しいグレーの愛猫は・・


    この荼毘にふされる時まで

    亡くなって丸二日も経っていたのに

    ずっと・・左の鼻から血が流れ続けていたそうです。



    こういう事は多くの経験を重ねてきたゴエママさんも聞いたことがない。。初めてのことで

    あまり普通はありえないような出来事なのではないでしょうか?



    その写真をゴエママさんから預かっていましたが

    やはり、載せるのは 止めようと・・二人で決めました。






    そして・・なんと。。


    事故に遭ったSさんも左顔面から顎の辺りを強く強打した事により

    左の鼻からの出血が酷かったそうです。








    全ては偶然の出来事なのかもしれません。


    でも・・事実である・・という 現実が


    また私たちの 言葉を失わせました。









    これまで一生懸命に 保護活動をし猫達のために奮闘して生きてきたSさん。。


    残された仔達はとても大変な状況であっても、必ずやゴエママさんが先導して幸せにしてくれます。


    そのゴエママさんを、我々みんながバックアップしていくので

    どうか安心してください!


    そして・・その様子を天国から見守ってください。。







    ゴエママさんからも、いずれ詳しい報告があると思いますが

    30匹のうち、5匹はポチたま会さんが引き受けてくれることになり

    エイズキャリアの6匹はゴエママさんのシェルターへ入ることになりました。

    さらに預かりや里親希望のお話しもtwitterを見た方々から入ってきています。


    それ以外の仔たちのご縁を繋ぐため、今後、里親募集の発信ができる形になったら

    情報を掲載していきますので

    どうか!その時にはご協力出来る方はお願いします!




    ゴエママさんは・・

    Sさんの親族、警察などと、まだ動かねばならないことが山積みで

    その状況下で、シェルターの子達、そして あまりいい状態ではない たまお君のこともあって

    なかなか全てを発信することができずにいます。



    みなさま!

    私から言う事ではないかもしれませんが

    多くのメッセージや相次ぐ問い合わせに

    その対応もすぐにできる状態ではないです。



    今は、ゴエママさんの状況を察して見守り、

    そっと・・彼女の発信をしばらくの間 待ってあげてください。


    少し落ち着いたら必ず発信するはずです。






    今回、色んな報告をこのようにまとめてする形をとりましたが・・

    全て、ゴエママさんにも伝え了解をとり決めたことです。



    長い文章になってしまいましたが

    ひなポプさんへも支援をしようと考えた事も

    私は支援報告の際には絶対に伝えたかったし、

    ゴエママさんもそれを望んでました。




    ★にゃっ展で手伝ってくれたSさん


    ★にゃっ展のチャリティ寄付を渡す予定だった ひなポプさん


    ★ひなポプさんが受け取りを辞退された日に Sさんの愛猫たちへ支援をすることになったこと・・




    それら全ては・・

    何の計画性も無い中で、偶然に起きた事です。




    何か・・全てが・・


    猫たちが・・自分の仲間たちを救うために


    連携しているかのごとく・・


    繋がっていってることに・・


    不思議な力が働いてるような・・気持ちにさせられてしまう。。。






    そんなここ数日の出来事でしたが・・

    それらをちゃんと伝えられたか・・正直自信がありません。





    分かりにくい箇所も多々あったかと思います。


    重大な任務を背負った気持ちの中で必死で書いたけれど

    不備や失礼があったかもしれません。

    その点・・どうかお許しください。




    Sさんの想いは 彼女をほとんど知らない私には

    伝えきれない事だらけですが

    このブログの中に・・少しでも残したい。

    残すことが・・供養になると・・思いました。







    28日の午後からこれを書き始め、

    そして夜が過ぎ去り、夜が明けて

    ふと・・誕生日を迎えていたことに気づきました。






    そんな気持ちの中で迎えた この誕生日という巡り合わせに

    今生きてることへ感謝しながら これを書かせてもらえたことにも・・

    深く感謝せずにはいられません。



    私にSさんの事を書き残す その大切な任務の一部を託してくれたゴエママさんに感謝です。






    正直、にゃっ展のチャリティ寄付、そして猫十字の支援金を

    今回はこういう形でお渡ししたことに

    はたして、みんな納得してくれるだろうか?・・とも頭を過ぎりました。



    もちろん!色んなご意見はあると思います。

    それは、しっかりと受け止めたいと思っています。







    今回のご支援も・・

    にゃっ展、にゃん太通販、そして猫十字へのみんなのご協力があってできたこと。


    みなさまに・・深く深く・・お礼を申し上げます。



    本当に。。ありがとうございました。。



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    *文中のにゃっ展で撮影したSさんの写真以外は、ほぼゴエママさんとひなポプさんからお借りしているものです。


    mura.png

    Posted byにゃん太

    Comments 5

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    dumpsstreet shop  

    When someone writes an piece of writging hе/ѕhе maiϳntains the tһought of a ᥙser in his/һer mіnd that how a ᥙser сan understand it.
    Thus that's whyy this рosdt is outstdanding. Thankѕ!

    2019/08/04 (Sun) 00:25 | EDIT | REPLY |   
    にゃん太
    にゃん太  
    ありがとうです!

    akaneさぁ〜ん!
    慣れないFC2への書き込みありがとうですっ!
    そして・・寄付先についても
    気持ちをわかっていただけて嬉しかったにゃぁ〜
    全てが・・最後には・・
    よかった・・っと思える形になる事を願って
    今はできる事頑張るしかないですね。。

    2019/08/03 (Sat) 15:56 | EDIT | REPLY |   
    にゃん太
    にゃん太  
    Re: ひなぽぷさんが素晴らしい

    ひなポプさんはずっと・・ずっと本当に頑張ってきていて
    それをみんなにも知って欲しいと思っていたので
    このブログから感じていただけてありがたいです。

    2019/08/03 (Sat) 15:53 | EDIT | REPLY |   
    Sana  
    ひなぽぷさんが素晴らしい

    ひなポプさんが素晴らしい人だなと思いました。

    2019/07/31 (Wed) 08:01 | EDIT | REPLY |   
    akane  

    こんな悲しい事が起きていたんですね。
    猫ちゃん達を残して天国に行ったSさんは無念だったでしょうね。
    読んでいて胸が苦しくなりました。

    寄付の件は私は良いと思います。
    そして猫ちゃん達を助けてくださったゴエママさんに感謝です。
    猫ちゃん達が良い方向に向かいます様に!

    2019/07/30 (Tue) 21:21 | EDIT | REPLY |   

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