にゃっ展2020「重大決断」
みにゃさま。。

厄介なウィルスによって
日々刻々と状況が動いていて
我々の気持ちや意識、捉え方も1週間前とは全く変わってしまうほど。
ついほんの先日までは・・
きっと5月末頃は大丈夫だろう。。
そう思って心を一つにして
「時間がないぞ!!準備を鼻息荒く進めていくぞっ!」の精神で
チラシ作り、HP作りに邁進!!
遅れている告知宣伝のために1日も早く印刷屋へ入稿しなければ!っと
旦那ちゃまはエンジンをフルに蒸しまくっていました。
作成中だったチラシは・・
盛りだくさんな今年は
裏表の1枚では内容を伝えきれないため
8ページものの冊子タイプにする予定で・・
表紙はまだですが
中のページはこんな感じで製作が進んでた。。
この製作と同時に・・
たまたま今回のにゃっ展の会場である
七ヶ浜国際村が毎年GWに主催していたイベントのチラシ製作も頼まれていたので
これが同時進行で進んでました。
その打ち合わせで国際村の事務局との連日のやり取りでも・・
「GWのイベントを開催できるか微妙になってるんですよ」
「全く先が読めないので、印刷を決断するタイミングをギリギリまで待っててください」
「とりあえずやっぱり印刷はしてください」
などなど・・
状況が一日ごとに変化しその苦悩を伺いながら
結果、当然それは旦那ちゃまの仕事への影響にも繋がるわけで。。
今度の会場の国際村は七ヶ浜町が運営している公共施設です。
すでに3月より学校や公民館などと共に
国際村も閉館していると聞き、
宮城は感染者数が少ないとはいえ
ウィルスの影響は目に見える形で実感
5月末だから大丈夫・・と思いたい気持ちが
徐々に、崩れていった
我々はどちらかというと・・
どんな状況でも、どんな困難に陥っても
「何としてもやるぞォ〜〜っ!」と
熱い気持ちでぶつかってしまうたちだけれど・・
今回ばかりは、そうも言ってられない。。
希望的観測でこのまま しばらく状況を見守りつつ
判断するのを先送りにすることも考えました。
自粛ムードになりがちだからこそ
自粛ムードにしたくない!
元気を失いたくない!
頑張ってやる!
元気になってもらうためにも 頑張ってやる!
「にゃっ展」としては、その方がいいのではないか?
旦那ちゃまと、とことん話し合い
今やったらどうなるか?
今やらなかったらどうなのか?
たくさんシュミレーションも重ねました。
世の中がどうなるかは、今回ばかりは
現段階では予測がつきにくい状況です。
あと2ヶ月先にどうなってるか?
もしかしたら、その頃にはイベントをやっても大丈夫な状態になってるかもしれない
やればよかった・・やっても大丈夫だったね・・になってるかもしれない
しかし!やっぱりやめてよかったね・・無理だったよね。。かもしれない
この部分に関しては、今時点ではいくら考えても正しい答えが見出せない。
でも・・もしかしたら
あと1週間後は 判断しやすくなってるかもしれない?
ならば・・
結論を先送りしてギリギリまで待つか?
そうした場合・・どうなる?
作家が中止になるかもしれないという不安を抱えたままで
作品を作らなければならない気持ちを考えると それは決していいことではない
演奏する人も同じ。。
お客様も、遠くから来る人はホテルの予約など、少なからず影響がある
ボランティアスタッフだって集まらなくて足りないかもしれない
それでも・・
ギリギリまで先送りして、ギリギリで中止を宣言しても
今回ばかりは 「しょうがないよ」と言ってもらえることなのかもしれない。。
でも!本当にそれでいいのか?
あちこちに迷惑をかけながらも
しょうがない・・でいいのか?
では・・
もう悩まずにどんな状況になろうとも やろう!
でやったら場合は・・・どうなる?
当初の予定通り宣伝も告知もメディアも使って
必死にやった場合で
仮に、本当だったら1000来てくれたはずが
半分も来なかったら・・
今できる感染症対応として
作家のお品販売の物販ブースは
開放的な窓が全面にあるので開けて空気がこもらないようにできるけれど
杉本彩講演やコンサートのホールは窓もなく締め切らなければならない
お客さんが話しをするような声を出すものでは無いが
はたして・・これでどれだけ人が来てくれるのか・・正直予測が出来ない
もしも・・
来場者が目標の半分も入らなかったら・・
満席になるはずの杉本彩さんの講演が満席にできなかったら・・
大勢の方への啓発を目的としているのに
目的が十分に達成されない
チャリティコンサートも客席がパラパラだったら・・
ホール代や調律代・演奏者の交通費などの経費分も捻出できず
チャリティ額がほとんど生み出せなかったら
何のためにやったの?
演奏者にとって、満足する演奏ができても
演奏者がこの演奏会に出演してくれることになった大切な目的が達成されなければ
どういう気持ちになるか・・
もちろん!
それでも、きっと、杉本彩さんも、演奏者ちかたんも九鬼さんも
今回はしょうがないですよ・・っと言ってくれるに違いない
だけど!啓発も不十分で寄付も捻出出来なかったら・・
にゃっ展の大切な目的の一つが達成されない。。
その可能性が高いかもしれないと予測できる中で・・一か八かでやるべきなのか?
我々は7年前にゃっ展を初めて開催することを決めた時・・
意外と思う人もいるかもしれないけれど
「とりあえず!試しに一度やってみよォ〜!」でスタートしたわけではなく
「絶対に成功する道筋を見出せなければ 決してやらない」という意思を持っていました。
この「成功」とは・・
我々が赤字にならないことではない
初めてやることだから
経費がどの程度最終的にかかるかは分からなかったから赤字も覚悟していた。
でも!もし赤字だったらそれを次に生かして、2回目をやればいい。。
そう捉えていた。
では、我々にとってのこの時の「成功」とは・・
「成功 = 大勢の人が来てくれる」
じゃぁ・・どうすれば来てくれるのかを予測を立てて、
それが最低限クリアーになったからこそ、やることを決断しました。
最初の目標は500名を越えさせる
宣伝費もそんなにかけられるほど資金は無いのだから
代わりにどうすればこれを達成できるか。
そのためには必要なことは?
・どの地域からでも日本で一番行きやすい場所でやる
・駅からとにかく近いこと
・分かりやすい物件であること
・大通りに面していて歩いてる人も取り込める物件
・そして安い賃貸料
・告知宣伝は旦那ちゃまのノウハウで費用を抑えながらも工夫してやる
この段階では、にゃっ展が周知されていないからこそ
この条件が満たされてなければ
目標は絶対超えられないし
突然!実績のない素人がイベントやると言う限りは
作家だって不安でいっぱいなわけで
それでも出てくれる方々には
出て良かった!またやって!と思ってもらえるように
失敗は決して許されない。
やると言ったからには責任は必ず果たさなければならない。
無責任に一か八かやってみるぅ〜 なんてのは許されないこと
そういう決意のもとで 必死に場所を探して
ほぼ条件に満たした場所を見つけ出し開催しました。
1回目の作家数は チャリティも含み30名弱
それでも!来場者数は500名を越え
とりあえず・・ホッと胸をなでおろしました。
一か八か・・
それは時には必要なことだけれど
自己責任において誰にも迷惑をかけず
自分たち自身のことで完結する事柄であれば
一か八か!!もありで
それは嫌いじゃない!
しかし、「にゃっ展」は そうはいかない。。
たくさんの作家がいて
にゃっ展だから手伝いたいというボランティアスタッフがいて
楽しみにしてくれるお客様がいて
全国から応援してくれるみんながいて・・
チャリティのために力を貸してくれる方々がいて・・
その面々を思い浮かべ・・
出すべき答えに
これら多くの協力してくれるみんなにも できる限り納得してもらいたい
一番大事なことは何なのか・・
そこに立ち返ると 答えは 意外にすぅ〜〜っと導かれました。
【にゃっ展の大きな目的】
★心を込めて作った作家のお品を多くの方に手にとってもらうこと
★犬猫たちの現状を伝え愛護への意識を高め、周知・啓発
★チャリティで保護活動をする人への支援
★参加者もスタッフも来場者もみんなが充実感を味わって有意義が循環してるようなイベントにしたい
これが十分に達成されるのかを考えればいい。
2ヶ月後にやるとおそらく来場者が減る可能性が高いのだから・・
■ 頑張って作ったお品もあまり手に取ってもらえない
■ 啓発も不十分だった
■ チャリティ額もあまり捻出出来なかった
■ 今回はしょうがないよ・・という晴れない気持ちが残る
っとなる状況が予想できる。。
今までで最大規模のにゃっ展になるのに
これでいいのか?
その結果・・出した結論は「延期」でした
この結論には、本当に期待や希望や楽しみにしていた全ての方へ
申し訳ない気持ちでいっぱいです。。
杉本彩さんに来てもらうために
必死にぶつかって、行政の後援も取って・・
やっと・・ここまで来た!!
よぉ〜〜し! ここからだぞっ!!
それなのに。。それなのに。。
とても悔しい。。悔しくて。。たまらない。。
だけど・・それと同時に・・
その気持ちを一瞬にして一蹴して払拭する考えが
次々と・・頭に浮かんできた。。
延期するということは・・
★準備期間がもっと取れるってことだよ!
★もっともっと、内容を濃いものに煮詰めて企画を充実させる時間がある
★大規模なのに今残された時間では 自分たちにとって最大限に満足な形まで引き上げることが難しいままやることになるだろう。。
しかし!延期となれば、あれも、これも、やりたいこと もっとやれるじゃん!
★遅れてたチラシ印刷も遅れてた事によって、まだ入稿してなかったこともラッキー!
★告知も多方面にしちゃってたら・・中止を伝えるための費用もかかってたはず
実は・・マルシェブースで声をかけた人の中には
家族経営でやっている拘りの卵屋さんがあったのだが・・
昨年秋の台風被害で浸水し
鶏舎の鶏たちの多くが命を落とし
新しいヒナが育って立派な卵を産めるようになるのは6月頃で
出たいけど間に合わない・・とても残念です。。っと言われてました。
その国内産100%の独自飼料で育てたニワトリが産む卵と
シフォンケーキ。。とっても優しい味で美味しすぎるのだ!
ここも延期によって出れるじゃん!!
他にもご夫婦で営む、シンプルだけどほっこり沁みるパン屋さん・・
他のイベントが入ってて出れなかった。。
ここも出れるじゃん!
子供達のための啓発コーナーも
スタンプラリーみたいに
楽しみながら、命の大切さを伝えられるストーリーにする予定で準備してるけど
この内容を練って練って 練りまくりたいが
どこまでできるか・・
これも!納得いくものに仕上げられる時間がたっぷりできるじゃん!
宣伝告知だってじっくりしっかりやり切れるじゃん!
実は今回は杉本彩さんを呼ぶにあたり
主催を「にゃっ展・人と動物が幸せに共生できる社会を目指す実行委員会」という名前で行います。
この名前の通り・・
動物たちだけじゃなく
人のためにも役立つ何かをやりたくて。。
当初計画はしてたものの
ちょっと当日の時間配分でやるのは無理かなぁ・・っと諦めてたものがあった
「女性の更年期障害についての女医の講演」と
「糖尿病の食生活について 栄養士による食事しながらのレクチャー」
これらをやるためにも
日程も2日間じゃなく、この際だから3日間にしちゃうか!
そんな、あれやこれや・・
次から次へと思い浮かび・・
早速!国際村へ延期の場合どうなるのか?
延期の際の空いてる日程は?
それらを確認しました。

我々の場合は準備も含めて1週間借りることになります。
さらには全館貸切。。
そうなると今年空いてる日は残念ながら無くて
来年、一年先への延期となります。
日程は杉本彩さんとちかたん、九鬼さんたちの予定を元にして決めたいと思っていて
現時点では来年の5月後半の予定です。
今回延期を決めて、まず最初に考えなければならない事は
この間に作家が作品を作ってくれてる事です。。
数々のイベントが中止になり、頑張って作ったお品を世に出す機会を奪われてしまっています。
にゃっ展としては、このままごめんなさいという形には決してしたく無い!
そこで・・かなり無謀で大変だけれど
作ってくれたお品を販売する機会を設けるために
「ネット de にゃっ展」 と題して通販で販売することにしました。
もちろん!全額寄付チャリティコーナーのために
すでに作ってくれてる方々もいるので
miniにゃんにゃんBOXみたいな詰め合わせも作ろう!
マルシェコーナーの食についても、出品できるものはする!
そうすると・・いったい、何点になるか・・全く予想ができてませんが・・
いつもにゃっ展後に行ってた感謝祭でも 600点近かったのだから・・
ひゃぁ〜〜〜。。 何千点??
1日50ページ作っても 20日で1,000点だから・・
あと2ヶ月しかない・・大丈夫か?っと慄いてますが
もうぅ〜〜こうなったらやってやろうじゃないかっ!!
そういう気持ちで鼻息荒くしちょります!
そして・・発送は全て!!
我が家からする。
そうすることで、色々まとめて購入もしやすくなる。
さらには、にゃん太通販サイトを使うと
登録ページ容量が不足するので
新たにドメインも取得し、別にカード支払い可能なレンタルカートも契約しました。
カード支払いは、これまでも何度となく検討してきましたが
この手数料分までを負担すると・・キツイ・・
それで諦めていましたが
今回だけはできるようにすることも検討中ですっ!
多くの方が買いやすい方が
作家が頑張って作ってきたお品を手にとってもらえやすいからニャ。。
そして・・
この収益は延期する杉本彩さんの講演料の足しになればいいなぁっと。。あひゃひゃ。
こうして・・
国際村で開催する事は延期となってしまいましたが
我々にとっては、あと1年準備期間ができたことは・・
ある意味 猫神様がプレゼントしてくれたのかもしれない。
これを必ず生かすぞっ!!
もっともっと・・サイコーの形でやれるように。。
持っていくぞ!
よっしゃぁ〜〜〜!
やるぞぉ〜〜っ! ですっ!
それまでにはおそらく7ニャンズもみんなが嫁入りとなってるだろうしニャ。。
困難苦難はいつものこと。。
何かやるには必ず付いてくる
でも!それを乗り越えれば
必ず勉強になること 身になること
新たな繋がりが生まれたり
プラスになることがある!!
なんでもプラスに考えてしまう癖はいい反面
それがともすると・・身勝手なこじつけだったり 無理やりだったり
都合のいい考え方だったり・・
そうではないプラスの道を見出す客観性を忘れないようにしなければならない。
そこを!旦那ちゃまだったり
仲間だったり、応援してくれる方々だったり・・
そういう方が 客観的にみて指摘してくれることは
本当にありがたいことだと思います。
そして昔から熱くなりすぎて暴走しがちなタイプで危険にゃのでニャ。。あひゃひゃ。。
そこも気をつけながら・・
まずはっ!
今年のにゃっ展はネットでやります!
みにゃさまっっ!!
どうか応援よろしくですっ!
また、詳しいことが決まったら
随時お知らせしますっ!
(文中写真は過去のにゃっ展のものです)