猫十字《2020.TNR支援&しのちゃんママへの支援報告》
さてっ!
お待たせしてしまいましたが
昨年、猫十字より捻出して支援してきた未報告分をお伝えいたします。
お伝えするする・・言ってどんだけ経過してるんだか・・すみません。
猫十字1番の明細にはすでに収支を細かく記載しておりますので
ブログで報告するのは、それぞれの支援についての説明になります。
今回新たな試みをしました。
この試みをするに至った理由の一つは
支援先を考える中で、次のような気持ちの流れがあって
TNR枠もあってもいいのではないかと思ったからです。
「数年前の福島の多頭飼育崩壊・大量支援品の廃棄」という出来事が起きてから
支援しにくくなる空気が広まって、
多くの保護活動者に支援が届きにくくなるという多大な影響を及ぼしました。
「支援相手を見極める」=「ネット上だと判断しにくいので支援に躊躇する」
この事により、以前以上に「収支報告は絶対条件」「さらに見える発信」を求める声が強まりました。
我々、にゃん太通販は・・
2006年のスタート時から支援する相手を決めるためのスタンスが一応あります。
【支援がいきやすい団体などではなく、個人レベルの方々をメインにする】
■見える相手、信頼出来る方が確認できる人
■保護譲渡+TNR+外猫のお世話をする負担が多い方
■急の手術などで大きな額が必要になった場合
これを基本にして、お渡しする相手を決めるようにしてきました。
団体やスタッフが多い場合には
発信する人・預かる人・収支報告する人・お世話する人・・っと役目を分担してやれます。
しかし、我々がお渡ししてきた方々は
個人やグループがメインです。
身銭を削って、コツコツと積み重ねている方々にとっては
「収支報告や発信」をするための時間や余力が無いことがほとんどです。
仕事をしながら、子育てしながら、介護しながら・・
そういう方々に対して「収支報告や報告をきっちりやる事」を渡す条件にしてしまうと
受け取りにくいお金になってしまいます。
なので、これまでお渡しした際に
収支報告を求めたことは一度もありません。
自分たちだって、
昨年、7ニャンズの世話をしながら里親を探し
仕事もして・・
丁寧な細かい発信も収支報告もする・・
これをやり続けることの困難さを味わいました。
元々、自分たちは「保護活動の実務 & 後方支援のとりまとめ」
この両者をやることは絶対に無理で、
どちらにも手をつけると、余裕がなくなり中途半端で、全てがいい加減になって
破綻する事は分かっていたので
我々は我々をいかした形の「後方支援」をやる事がベストと思いやってきました。
そういう考え方でいるので
役割分担できない「個人」にとっては「実務」だけで精一杯だと考えています。
だからこそ・・
「見える相手、信頼できる友人が確認できる人」
もしくは・・
「しっかり収支報告や発信をしている人」
このどちらかで決めるしかないと考えてきました。
本当は、自分で現状を見てきて報告して支援するというスタイルが一番で
それを出来ればしたい気持ちが正直強いです。。
前に一度、福島の被災犬を預かるシェルターへ
お散歩のボランティアをしながら取材し発信をしたことがあります。
直に行き、見ると、やはり感じること伝わる温度も高まります。
このスタイルを定期的にしたいと思いながらも
その時間的余力が無くてできていません。
そこで、自分が動ける身近で、TNRをしている方々へ
TNR費用を捻出する枠を設けて
直接、自分で捕獲などはしませんが
病院へ同行できる時にはして詳細を伝えながら支援する事をやってみました。
このTNR枠を今後継続していくかは、まだ分かりません。
しかし、「TNR」と一口に言っても
やらなければ知らない事があって、
それも伝える機会になれば意義もあるのではとも思いました。
TNRは猫を保護譲渡するわけではないので
譲渡費用のように費用が返ってくることはありません。
しかし「避妊去勢無料チケット」「公的な助成金」で費用をまかなえる部分もあります。
ところが・・
無料チケットは申請しても使える頭数は限られ、
助成金も各県市町村により枠が限られます。
そこを見極めながら、うまく活用して雌を優先するなど、計画的に行ってやりくりする。
そんな、なんとなく認識してる事はあっても
私自身は実務で関わって来ていないため
まだまだ知らない事がいっぱいっ!!
にゃのでっ!
色んな事情も存在する事もあるはずっ!
それも伝えられたらいいよにゃぁ〜っ♪
今回近くで・・TNRをしている人を探すにあたり頼ったのは...
ご存じっ!「艶子さん」
すぐ近くに住み、譲渡会を開催して保護譲渡、TNRをしていて
にゃっ展やにゃんにゃんBOXでもお手伝いしてもらったり
7ニャンズのプレハブを移築して貸してくれてた力強い協力者
その艶子さんに周囲に声かけてもらって現在TNR費用が不足して困ってる方を探してもらい
2箇所のTNR費用を捻出しました。
★詳細
【1】8/25の塩釜市香津町の黒猫♀1頭分:16,160円(県助成金を引いた金額)
〜OさんがTNRに至った経緯〜
塩釜市香津町の団地で、昨年6月中旬頃に生後2ヶ月の子猫3匹とママ猫、パパ猫がいました。
若いOさんは、個人でボランティアをしていた叔母に相談し
子猫3匹の保護と親猫2匹のTNRを行うことにした。
まずは子猫3匹を保護してパパ猫をTNR。
しかしすでにママ猫が妊娠していることが分かり7月中旬に外で出産。
8/22に生後1ヶ月の子猫4匹を保護しその後譲渡を目指す
ちょうど、8/25にママ猫を捕獲したタイミングで相談され
TNRを行うことが分かったためその費用を支援した。
※写真はクリックすると大きくなります
【2】塩釜市の大きな公園猫9頭分:68,021円 (【1】の香津町以外のTNR)
近くの大きな公園の猫達を地域猫としてTNRしてお世話していたHさん。
TNRが必要な猫たちが、どこからともなく増えて
ここで一気にTNRしなければ、また仔猫が増え、
保護しなければならなくなると費用捻出に苦しんでいた。
そこで、この公園でTNRが出来てない猫数頭の費用を猫十字から出す事にした。
(※このTNRの際に、K病院で助成金を使って避妊手術をした猫達については同行しました)
■6/23 白黒♂
■6/30 シャム系♂
■7/25 白銀トラ♂
■7/28 黒白♂ 右後ろ足が腫れ第4指切除手術含む
■7/28 黒とキジトラ2頭♀(病院同行)
■8/11 キジトラ♂(病院同行)
■11/23 キジ白ハチワレ♂
■12/28 白キジ♂
Hさんはこの公園で一人で活動していて
捕獲は仕事の休みに行い、
手術の病院予約が取れるタイミングと見定めて行わねばならないため
そう簡単に次々とはいきません。
午前中に病院へ連れて行くためには
夜中から捕獲器をかける場合も多く
捕獲できたかどうか、こっちもソワソワで
「捕獲できました!」の連絡が入ると、ほっとする日々でした。

ちょうどこの頃、タマやローズを連れてK病院に連日行ってた頃だったので
このTNRの時には・・
獣医に「え?また何かあった?? もぅ〜ドキっとするじゃん!」っと言われてたにゃぁ。。
あひゃひゃ。。
この公園では2年ほど前に虐待騒ぎもあったため
これ以上、一気に増えないようにコントロールできるといいにゃぁ。。
今回のTNRでかかった費用は
10頭分:84,181円
・避妊手術代の半分(無料チケット使用・助成金で半分が補塡)
・2週間効く抗生剤のコンベニア注射代
・レボリューション代
・足の指が腫れていて切除手術も同時に行うことになった手術代
捕獲した猫に何かトラブルが見つかった場合には
その処置も急遽行うこともある。
時にはリリースができなくて
入院したり、一時預かりになったりする場合だってある。
無料チケットが使えるといいけれど数に限りがあり、
助成金で手術代が半分の場合でも1頭1万円近くはかかる。
そしてTNRをするということは手術をして終わりではなく・・
同時にその子たちの面倒をその後、見続けるということでもある。
公園猫、地域猫・・として
ご飯をあげて見守る。
リリースする時にはツライ気持ちで捕獲器を・・あけて
「保護してあげられなくてごめんね」
「その代わり、ご飯はあげるからね、ちゃんと来るんだよ」
本当は保護してあげたくても、保護出来る頭数は無限じゃない。
TNRをしている方々にとって TNRで・・
泣く泣くリリースするのだから
金銭的だけじゃない精神的な負担も大きい
TNRをしなくてもいい世の中になってほしいと・・
やってる方が誰よりも、常に、いつも、毎回、胸の中で叫んでる。
お家に入れてあげたい。
でも全ての猫を救うことが出来ないから
不幸な命を増やさないため
今できる唯一確立された、仕方なくやってる方法 TNR
次回は、茨城県で個人でコツコツTNRなどの活動をしている方へ
3月にお渡しすることになりそうです。
しのちゃんママブログ:https://ameblo.jp/mamatyan615
めいぴーさんブログ:https://blog.goo.ne.jp/meipi-99
お渡ししたのは昨年10月で、すでに4ヶ月ほどが経ちますが
当時、今年は仔ねこがいっぱいで出費が大変っ!っというお話しを聞き
急遽お渡ししましたぁ〜!
●しのちゃんママの支援受け取り報告記事→→
しのちゃんママさんとは
ヤフーブログの時からのお付き合い。
にゃっ展のスタッフfukko姐さんとも直接面識があったので、
ずぅ〜〜っと。。コツコツがんばってる事を聞いてきました。
保護団体ではないけど、協力し合ってる仲間達とチームを組んで
地道にTNR・保護譲渡活動を積み重ねてます。
お渡しした時には・・
しのちゃんママハウスは保護猫含む20匹を抱えてた。
基本的には寄付を募る事はせずになんとかがんばってる。
活動費は保護猫を里親さんに送り出す時の譲渡費用で賄うことを基本としているけれど、
里親さんが決まる前に、新しい保護猫がやって来る状態が続いちゃうと
会計は減る一方でやりくりが大変!
仔ねこはお世話の手もかかるけど
出費も多いっ!
我が家のみぅもそうだからにゃ。。にゃはは。。
昨年お渡しした10月時点での2020年の譲渡数は66匹
TNRは数えきれないほど。。
もちろん!無料チケットや助成金使いながらだけど・・
1匹でもお外で暮らすニャンコを減らしたい!
1匹でも多くのニャンコを幸せのお家に送り出したいっ!っと言ってがんばってるにゃぁ〜っ!
そんなチームの譲渡会は毎月開催されてるよぉ〜っ!
※写真は全てしのちゃんママのブログよりお借りしてます
そして、ちょうど猫十字支援に余力ができたため
先月、追加でお渡ししました。

現在、コロナの影響なのか?
仔ねこでもお声がかからなくなっていて里親が決まりにくいそうで・・
そのため、チームでまだ15〜16頭の譲渡対象の猫たちを抱えています。
仔ねこでも簡単に決まるものではない・・っということは
我が家のみぅでも痛感してますので
しのちゃんのところもご縁が繋がるといいなぁ。。
そして、この他にも昨年ゴエママさんへお渡しした分と
だいず君支援についても
また追ってブログで報告する予定ですっ!
しばし・・しばし・・待っててくださぁ〜い!
そして、現在残高が20万円ちょっとありますが
春にお渡しする予定のところが2箇所あるので
引き続きご協力よろしくですぅ〜っ!