猫十字《2021.FIP闘病中だいず君への支援報告》
個人で長きに渡り、コツコツと保護活動、TNR活動を続けているchatmiさん
誰に頼ることなく、自分にできる範囲でやる事が
結果として猫にも負担がかからない形になると
信念をもって愚直すぎるほどまっすぐに活動しているchatmiさん。
1頭1頭、丁寧に愛情をかけながら、絶対に幸せにするという姿勢で
保護猫たちの未来を繋いできた。
そのchatmiさん家の「だいず君」が突然っ!
不治の病とされていたFIPと診断されたのが 昨年11月19日。
翌11月20日より治療薬の投与をスタートした。
その薬は日本では手に入りにくくとても高額の薬であることは
すでに多くの方が知っていたため、みんなが心配し支援したいという気持ちが高まっていた。
chatmiさんとは2019年の東京にゃっ展でお会いしている。
この時のにゃっ展会場の入り口に、
chatmi家の里親募集中の保護猫たちのチラシを
旦那ちゃまが作成して掲示配布していた。


たまたま・・このチラシを貼る作業をしてくれたのが・・
にゃっ展スタッフのもりよさん、そして搬入の手伝いにきてくれてたゴエママさんと亡くなったSさんだった。
そのこともあり、ゴエママさんも
chatmi家のだいず君のFIP発症には胸を痛めて支援を申し出てくれたり・・
もりよさんも何か支援したいと連絡してきました。
他にもとても多くのみんなが、
chatmiさんが一人で抱えようとしていただいず君の治療費を
なんとか支援したいという気持ちを強く持っていて
どうしたら支援できるか、その方法を模索していました。
しかし、以前からchatmiさんは、支援を求めなければ出来ないような保護活動はしないというスタイルにポリシーをもってやっていたため、
支援を申し出ても、きっと・・
簡単には首を縦に振ってはもらえないと予想できたため悩みました。
だいず君はchatmiさんのお家の子で
保護活動する中で出会った子ですが・・
現在は「保護猫」ではない「うちの子」です。
そのこともあり、chatmiさんは
支援を受けることを、余計に躊躇していました。
そこで、私の力だけでは彼女を納得させることは無理だと判断し
周りの友人達の力も借りて
だいず君の支援をさせてもらいたいことをみんなで伝え説得しようと試みました。
彼女はずっと一人でがんばってきました。
そして、一人で暮らしているから
彼女の仕事の収入だけで、活動は成り立っていた。
何かあった時のために
「うちの子」にはペット保険も入っていたし
病気になった時のことも考えて暮らしていました。
しかし、保険金はFIP治療薬については対象外で、
さらにだいず君のFIPはドライとウェットの混合型だった。
そして不調を感じた8月から度々、検査するも原因が特定できず
診断がくだされた時にはすでに状態の悪さもあって
難しい薬の投与を悩む時間はなく、藁をも掴む思いですぐに投薬スタート・・
すると!速攻!だいず君に変化が見られ、未来が明るくなりかけた。
しかしその後、だいず君の状況から、通常の薬の2倍の投与量が必要だと判定された。
それは・・84日間の薬代含めてざっと300万近くになるかもしれない。。
それを個人輸入で直接購入することになり
短期間で大きな額が必要となった。
当初の倍量の薬代にかかる金額であれば、なんとかかき集める・・。
そう思っていた彼女にとっては
もう・・その300万の数字は治療を諦めるしかないと思わせるに十分の金額で
茫然自失になり絶望感でいっぱいになったはずです。
それを偶然twitter上で目にした瞬間
もう・・これは無理だっ!!
居てもたってもいられずchatmiさんへ電話してしまった。
そうして、電話口でショックで泣きじゃくるchatmiさんに・・
ただただ、必死に訴えた。
「chatmiさんの気持ちもスタンスも理解できる・・
でも!もうこの金額になったら、一人で抱えられる金額じゃないよっ!
支援自体は、応援したいと思う人がするだけ!
強制して支援してもらうものじゃないんだから!
我々にも「だいず君」を助ける手助けをさせて!
「chatmiさんの大切な子」だからこそchatmiさんを想う人は
余計に助けたい!協力したいって強く思うものでしょ?」
やっとchatmiさんは首を縦に振ってくれた。
でも、すぐに支援カートをスタートすることはできなかった。。
それは・・
我々に迷惑をかけたくないから、
ちゃんと自分なりに情報を整理してそれを提示したいと言い・・
まっすぐ過ぎるほどの彼女らしい姿だった。。
仕事をしながらの闘病は
時間的、精神的な余裕は全くない。。
そのため、支援カートをスタートできたのは
投薬開始から・・48日後の1月6日だった。
FIPの薬はお金があればいいというものではない。
その投薬治療はとてもとてもデリケートで神経を使うもの。
だいず君は、神経障害も出ていたのでその挙動も日々観察が必要。
投与量や投与時間など神経を研ぎすましながら状態を見続ける。
その闘病の様子を直接見てはいなくても
想像するだけでも、毎日が心身を擦り減らしながらの闘いだと分かる。
「だいずを失いたくないっ!」
その一心で闘ってる。
それは、昨年タマの闘病を味わい、見送った我が家にとっても
痛いほど分かりすぎた。
絶対に失いたくないっ!叫び狂いそうになる気持ち。
そして見守るみんなも同じ気持ち。
ただただ・・
chatmiさんの大切な我が子だいず君を助けるために
少しでいいから手伝わせてほしい。。
シンプルなことだと思う。
この支援カートをスタートする前は・・
おそらく、chatmiさんのこれまでの活動を知っていて応援したいという人が
支援してくるのだろうと考えてました。
しかし、実際は・・
「我が子はFIPで救えなかった。。だいず君にはがんばってほしい!」
そういうメッセージと共に支援される方も複数いました。
それはchatmiさんを知らなかった人たちでもです。。
もしかしたら通りすがりの人であったとしても
1匹の猫ちゃんを助ける一役になれたら。それで嬉しいっ!
そういう本当にシンプルなことなんだと
改めて感じました。
よく、支援を求める事の是非が問われる事があります。
実際にFIPの闘病ではクラウドファンディングで支援を求めている方も多く
その中には、虚偽もあったと聞きます。
この世の中、残念ながら人を騙して金を得るような商売をする人が珍しくない時代です。
それに騙されないようにするため
見極めることが必要で、でもそれは難しかったりもします。
だからその方を知らねば、考えたり調べたり躊躇する事は当然なこと。
今回、我々は「支援を求める側」です。
みんなにある程度、納得してもらうための説明が必要になります。
「だいず君はFIP闘病で多額の治療費がかかっている」その事実は毎日インスタで発信されてる詳細すぎる投薬日記でも分かるので、それで十分だと我々は思いました。
しかし、それでも我らに迷惑をかけぬように
頼んでもいない医療明細や薬を個人輸入する際に使用したクレジットカード明細も送ってきてます。
「もし迷惑をかけそうな時には使ってください」と言われ預かっていますが・・・
だいず君を救いたい!
chatmiさんに協力したい!
そして、我々を信頼してる方・・
これが前提でにゃん太通販を通じ支援をしてくれてるのだから
支援明細は出しているし
薬の必要経費も明示してる。
これだけで十分と判断しています。
みんにゃのご協力のお陰で
この短期間で5回の支援ができています。
(※この記事を書いた後の6回目の支援も追記しました)
(※この記事を書いた後の6回目の支援も追記しました)
その内訳はこちらに詳しく記載しています。
↓
支援カートでダイレクトにいただく方以外にも・・
だいず君のために使ってほしいと、手作りのものを無償提供いただいて
それを全額寄付として販売し、購入で協力してくれた方々・・
本当に多くの方がサポートしてくれました。
心から感謝しておりますぅ〜〜っっ!
はたして・・
もしも、自分の子だったら・・支援を求められるだろうか?
保護猫じゃないと、なおさら支援して欲しいと声はあげにくいものです。
そして他人から支援を受けてしまったら・・
この先、自分が好きなことをするためにお金を使っちゃいけない。。
美味しいもの食べたいけどガマンしなきゃいけない。。
そんな風にも思いがちで、支援を受け取るのを躊躇する事もあるでしょう。
でも、支援は、その時、その子のために使われたら
それでいいじゃんっ!
そのために渡した支援なんだからっ!
それでその子はがんばった!助かった!
よかったよかったっ!
それでいいじゃんっ!
chatmiさんは「どうやってこのご恩をみんなに返したらいいのか・・」と言います。
「心からの感謝を伝え、感謝の気持ちは忘れない。
でも!恩義を背負う必要はない!
今後、同じようにFIPになってしまった猫のために
それで苦しむ飼い主のために
その時、chatmiさんの経験は大きな大きな手助けとなる!
それが立派な恩返しだよ。
そうやって他の猫のために出来ることをする。」
それでいいと思う。
そう思うので、最後までだいず君の病気が寛解するまで・・
並走したいと思っています。
だいず君とchatmiさんは2月11日・・
84日間の投薬を見事ヤリきったのですが・・
84日を目前にした検査の結果や、
そして、だいず君に合う治療方針を検討した結果、
経口投薬ではなく吸収しやすい注射での投与を行いました。
そして、2月26日現在・・
一旦これで観察期間開始となり投与がストップになっています。
そのこともあり、chatmiさんは
支援をこのままいただき続けるのは心苦しいと言ってこられました。
しかし、今現在までにお渡しできている金額は724,117円で
かかった薬代にはほど遠く、まかなえたわけでは全くありません。
そして、検査代はある程度保険で返ってくる予定とはいえ、
その他に必要な費用もかなりかかっているし、
今後も費用はかかっていきます。
そのため、このまま寛解となる日まで支援カートを継続したいと申し出ました。
そうして、何度か話し合った結果・・
支援カート開始から2ヶ月の3月6日で一旦、支援カートは閉じる事になりました。
(今後、また長期投与になった時などには再スタートさせて欲しいとお伝えしました)
なお、手作りのお品を提供いただき
全額寄付で販売しているものについては継続し
今作ってる方や提供を申し出ていただいた際には寛解までチャリティ販売にて継続します。
そして、みんなでっ!!
だいず君の寛解を「おめでとぉ〜っ!」っと喜び合いたいっっ!
そう願っています。

ではっ!
次回はゴエママさんへお渡しした支援についての報告記事を書く予定ですぅ〜!
もうちょいと・・待っててにゃ。。あひゃひゃ。。