TNRにゃん太チケット第2〜5号の報告&「おんじ」のこと
みにゃさまっ!
報告が遅くなってしまってすまにゃいですぅ〜〜!
「TNRダイレクト支援」
この支援報告をお伝えしますぅ〜!
今回、TNRにゃん太チケットに申し込みがあり支援したのは・・・
クッション隊としても手伝ってくれた
クロとらさんと、ミルクボランティアのYさんが行ったある場所の一斉TNRです。
工事現場に住み着いた猫たちがいて
現場解体のため
急ぎ一斉TNRをするため申し込みいただきました。
さらに、このTNRにおいて、一晩養生する場所として
我が家のプレハブを提供しました。
●7ニャンズの保護部屋としても使っていたプレハブ
●一斉TNRの場所は、我が家から車で数分の地域
養生場所として、猫たちの負担も大きくないと判断して受け入れました。
【NO.2〜5】 雌3+雄1=4頭
★申請者:クロとら(宮城県)
★tw:@kurotora_mt25
★支援額 35,968円
・かかった医療費77,968円-県の助成金42,000円(雌12,000円×3+雄6,000円×1)=35,968円
(※雌の場合のMAX支援額15,000円、雄の場合のMAX支援額10,000円には達しなかったため
そのまま全額支援)
「診療明細書」原本(4頭分)
※6/24の75,768円+6/27の2,200円=77,968円
獣医のご厚意により値引きしてもらっています。
なお、7/1の25,520円は、追って事由を記載してますが支援していない1頭の治療費です。
【NO.2】 黒猫 女の子
推定6ヶ月〜1歳/ 体重2.86kg
★捕獲日:6月24日 6時頃
★手術日:6月24日 14時頃
★養生日:6月24日〜6月25日
★リターン:6月25日 10時頃
★捕獲時写真
★手術後の耳先カットが分かる写真
★養生中
★リターン動画
★書類
「申請書」原本
★書類
「申請書」原本
★書類
「申請書」原本
★書類
「申請書」原本
以上が4頭分の支援詳細ですが・・
実は、もう1頭「サビの女の子」を7月1日に捕獲できTNRをして翌日リターンをしました。
この子も我が家で養生していて、予定では支援をするはずでした。
しかし、リターンをしたYさんが、動画撮影がうまくできなかったため
支援をできませんでした。
我が家で養生していて、慣れない撮影でちゃんと写ってなかっただけだったので
支援を渡してもいいのではとも考えましたが・・
クロとらさんが「特別扱いでOKをもらうわけにはいかない、今後に影響を及ぼして迷惑をかけられない」と言い、この子の分の支援はしないことになりました。
結果として支援は4頭分でしたが、
今回の一斉TNRでは5頭行うことができました。
さらに、今後この地域での啓発も重要として
周囲の住民に声をかけることも並行して行ってた結果・・
ご飯をあげていた数名の方が見つかり、話しをすることができたそうで
その中には偶然にも、ミルボラYさんが関わる団体さんから猫の譲渡を受けていた方がいました。
そのこともあって、話はスムーズに進み、今後はご飯をあげるだけではなく
何かあったら病院へ連れて行ったり、さらにTNRが必要な猫たちがいた時には
TNRを行うように丁寧にレクチャーも続けていくことになりました。

そうそうっ!!
今回の一斉TNRの時に
予定外の茶トラのちびっ子が入ったにゃっ!
このちびっ子は、動物病院へそのまま連れて行き
検査を受けてから、Yさんが責任を持って譲渡まで引き受け、すぐに譲渡先も決定っ!
にゃん太チケットは、基本は一人につき3頭まで。
しかし今回のTNR支援では、一斉TNRだったこと、
そしてこの時に、他からの申請がなかったこともあり4頭の支援を行いました。
もちろん!現在も、この「にゃん太チケット」は使えますっ!
この枠「猫十字4番」に余剰金がありますので
希望される方はお申し込みくださいっ!
最後に・・
今回のTNRで2週間養生をした
「おんじ」のことを...
我が家で2週間養生してからリターンした「おんじ」
オペした時・・
獣医が麻酔をかけて診察すると、血色が悪く血液検査で重度の貧血が判明。
雄だったため、去勢は出来ると判断し予定通りオペ。
しかし、この時 獣医から言われた一言が・・
「貧血がひどいから このままリターンすると長くないよ。」
術後、連れて来た時も、他の女子たちは
ご飯モリモリ!暴れる元気があったけれど
おんじだけは、明らかに怠そうで、
とても翌日リターンをすることはできなかった。
■TNRは捕獲してみないと分からないことがある。
■そのままリターンができないことがある。
それを、知ってはいたけれど
「おんじ」を通じてリアルに実感することになった。
当然ながら、リターンを前提としていた「おんじ」
慣らすことが目的ではなく
とにかくっ!!
栄養価の高いご飯をいっぱい食べて 元気にするぞっ!
この時点では貧血の原因が分からなかったけれど
ご飯をたくさん食べて、再度血液検査をして改善が見られなければ・・
その時に、また考えよう。。
今はなんとかっ!!
おんじを元気にしようっ!!
ちょうど、我が家は「ネットdeにゃっ展」が始まる直前で
おんじの養生期間とイベントが同時進行だった。
正直、なんでこのタイミングなのぉ〜〜っと・・思わなくもなかったけれど
なんとか「おんじ」の未来を明るく照らしたかった。
おんじは・・
ご飯を「うめぇ〜じゃねぇ〜かぁ〜っ!」っとガツガツ食べるようになったが・・
トイレを使ってくれず、
おしっこシートをケージに貼り付けても
いつもぐちゃぐちゃにして体はおしっこまみれ。
実は獣医から、「足がオシッコ焼けしてたんだよね」っと言われていた。
なぜ?外に居てオシッコ焼けしてたのか、理由は分からなかったけれど・・
とにかくっ!
おしっこまみれのままなんて・・
くっちゃいしっっ!!
これでは いかんっっ!!
オシッコを体が吸収しちゃう状態を 即刻、解消せねばっ!!

こうなりゃぁ〜っ!
「床全面トイレリフォーム」だぁ〜っ!
ちょうど、みぅの里親から、みぅが使わないからと、譲り受けていたケージがあった。
これが引き出し式のトイレ付きで、これなら籠っても砂がオシッコ吸収してくれるっ!
さらに、平らな部分は犬用のシートを挟むタイプの薄型トイレを設置して・・
床全面トイレ仕様作戦だっ!
これで、どこでオシッコをしようとも体がビチャビチャに汚れることはにゃいっっ!!
さっそく養生3日目に決行っ!!
簡易ケージから移動させる時に
一旦キャリーに入れて・・
そのまま、お腹部分だけでも水で流して
少しでも汚い体を綺麗にしてから移動させることにした。
キャリーシャワールームで水浴びぃ〜〜!
コレって、暑い夏だからできたよにゃ。。
しかもっ!
気持ち良さそうにしてるじゃにゃいかぁ〜〜っ!
にゃらば・・っと
水を念入りに流して汚れもうるかしてぇ〜
最後にきえ〜るもシュッシュっ!
くっちゃいっっ!ボロボロ「おんじ」がダンディーに蘇ったぁ〜!

そうして・・
全面トイレ仕様ルームへご入室
予想通り、トイレに籠る。。にゃはは。
すると、翌日から・・
モリモリ立派なうんぴ〜様もお目見えし
目力も出てきて、
毛づくろいもするようににゃったっ!
日を重ねるごとに、メキメキ元気が出てきて
ここでリターンのタイミングをどうするか・・っという悩みが出てきた。。
しかし、見た目だけで判断せずに
再度血液検査をして獣医の判断を仰ぐことがベスト!
そこで、1週間後、病院へGO!

獣医:
「あらぁ〜っ!だいぶ綺麗になったわね。。血色もよくなってるよ。」
血液検査も無事にできて・・
その結果・・
せっせと、1日4食の高栄養価のご飯を食べまくったおかげで
貧血が改善されたのだっ!!
やったぁ〜〜っ!
獣医からも、そろそろリターンできそうね。。っとお墨付きももらった。。
そうなると、リターンをいつするか。。決めなければ。。
しかし、この時点ですでに、
「おんじ」への情は湧きまくりっ!!
毎日、「おんじ」の顔を見るのが楽しみ・・
お世話の時だけだったけど
不安を取り除こうと、声をかけ、心もかけるのは当然にゃ。
時間はかかっても、慣れさせれば・・譲渡への道も開けるのではないか。。
そういう気持ちも湧き上がってくる。
でもそれは、我が家で決めるべきことではない。
自分たちは養生とお世話をしてる立場
「おんじ」のTNRはクロとらさんがメインで動いてること。
何度となく、考えまくり、話し合い、
いろんな道を模索した。
しかし、だらだらと悩んでる時間はない。
リターンする場合には、その場所に戻れるタイムリミットがある。
経験者からそれは、2週間くらいだろうと アドバイスをもらっていた。

クロとらさんが保護すること
我が家で保護すること
どの道も、禿げそうになるほど 考えまくった。
クロとらさん家は5ニャンが居てワンルーム。。
それでも、ケージ置いて保護して譲渡の道も一度決断した。
しかし、きっと5ニャンズにしわ寄せが来て
慣らすのに時間がかかるであろうおんじの譲渡は簡単ではない。
長期戦を覚悟して、その状況は本当に「おんじ」のベストなのか。。
決断しても
翌日には、覆ったり・・
にゃっ展期間中・・
明るい道がなかなか開けず キツイ日々だった...
正直「なんとかなるさっ!」と、突っ走りそうに何度もなった。。
でも、それは、おんじにとってベストな道なのか。。
慣らすためには 根気と、おんじに割く絶対的な時間が必要
それが、今の自分たちの現状で、おんじに対して責任をもってできると断言できなかった。
必ず、おんじにしわ寄せが行く。
にゃっ展と、ローズの腫瘍の不安も抱えながら・・
強行することに 躊躇していた。
おんじの顔を見る度に・・
「おんじ。。君はどうしたいんだ?」
心は揺れるばかり。。
元気になった「おんじ」は、毎夜、鳴き続けるようにもなっていて・・
この狭いスペースにストレスを感じてるのがありあり・・
「もう・・限界だ!
このまま保護を決めるなら・・
一刻も早く、ここで自由に動き回れるようにしないと、オレは耐えられない」
っと旦那ちゃま。。
苛つくおんじを見てるこっちも限界がきていた。
そんな時 ひなポプさんから・・
「活動スタートした頃のことなんだけど
TNRした猫をそのまま保護しようと思った子がいて、
その子が何日も何日も鳴き叫び続け、
いつかは慣れるだろうとがんばったけれど
旦那が、この状況は、可哀想だよ。。と、リターンしたの。
でも、その後もずっと外でご飯をあげて世話をしてきて
ある時、体調悪そうで、再度保護し、治療してからまたリターン。
そうして、歳をとってきて、足腰が弱ってきた時に・・保護したんだ。
その子は今、旦那にべったりで一緒に寝てるよっ!」
っと。。
こういう見守り方もあるんだ。。っと・・
この話に、スゥ〜っと・・追い詰められてた気持ちが救われた。
リターンすることは見捨てることではない・・っと分かってはいたけれど
「おんじ」が大好きになってたから。。
その感情が「R」を躊躇させていた。。
何かあったら、またおいで!!
ご飯をあげてお世話してくれる人がいるんだから。大丈夫っ!
自分の気持ちのまま 無責任に突っ走ることは おんじの今のベストではない。
クロとらさんと一緒に そう決意した。
そうと決まったら、もう一刻も早く戻してあげよう。。
養生14日目。。
ちょうど、7月7日の七夕の夜。
「おんじ」は・・
その後、ご飯を食べに来ていて元気にしているそうだ。
らてままさんから、おんじにと・・もらってた 大量のカロリーちゅ〜るは
おんじが庭に来ていてご飯をあげてる方へ託した。
おんじはそれを うまそうに食べに来るらしい。
この話を聞けた時・・
今の「おんじ」のベストは これで良かったんだ。っと思うことができた。
後日クロとらさんから、元気そうなおんじを見かけたと嬉しい連絡があったっ!
TNR の R は・・
できればしたくない R
この R を 愛のあるR にして
その子を温かく見守れる形にできるといいにゃ。。
TNRの証
「さくら耳は愛され猫の印」 だからにゃ。
おんじのTNRは・・
結果的に、あの時、捕獲できてなければ、命を落としていた可能性が高い。
TNRによって、救われる命もある。
七夕の日に・・
隣のはる君とあっくん兄弟が
手作りの七夕飾りを持ってきてくれた。

「のらねこ が へりますように!」

おんじぃ〜〜っ!
達者でいろよぉ〜〜っ!

【TNR支援 猫十字4番の明細 ⇨ 】